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高級ホテルにおける成果に連動した固定残業代を無効としたトレーダー愛(現・日本セレモニー)事件京都地裁判決

概要

この事件で残業代請求を行ったのは、成果主義を導入していた高級ホテルで勤務していた男性です。厚生労働省の過労死認定基準を大幅に上回る水準の超長時間労働という実態にもかかわらず、成果給・宿日直手当以外の時間外勤務手当が支払われていませんでした。

この事件の難しさは、ホテル側が「成果給」を「時間外手当に相当する基準外賃金」として就業規則に明確に定め、それに則って正確に手当を支給してきた点にありました。もちろん、それが超長時間労働の対価として正当でないのは明らかでしたが、一見正当な「就業規則」が存在するなかで、ホテル側の主張が不当だと証明しなければなりませんでした。

私たちは就業規則を徹底的に分析し、そもそもその就業規則自体が残業代の支払いを不当に免れるためのものだと訴えました。そして、月100時間を超える時間外勤務や三六協定の軽視をはじめとする数々の事実を踏まえ、ホテル側の主張の矛盾を突いて争いました。

その結果、成果給は時間外手当に相当するという被告の主張は退けられ、280万円あまりと遅延損害金を支払うようホテル側に命じる判決を、この男性は勝ち取りました。

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